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プリン体制限はもう古い! 最新の3つの痛風予防法とは?

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予防
痛風の予防というと、一昔はプリン体の摂取制限をすることでした。しかし、現在ではプリン体を制限しても、痛風予防にはあまり役に立たないことがわかってきました。

食べ物からプリン体の摂取を制限しても、痛風の原因となる尿酸値に与える影響は僅かだからです。

今回の記事では、痛風を予防するために、本当に役立つ知識をご紹介します。

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痛風予防の方針は尿酸値を下げること

痛風を予防するためには、痛風になる原因を知らなくてはなりません。

痛風の原因は、血液中に溶け込んでいる尿酸という物質の量が過剰に増えることです。この血液中の尿酸量のことを尿酸値と言います。

尿酸値が一定水準を超えると、尿酸が血液中に溶けきれなくなり、結晶化して固まります。固まった結晶を白血球が攻撃することで、痛風の痛みが生じます。

尿酸が結晶化しない限り、痛風は生じません。ですから、痛風予防の方針は尿酸値を下げることです。

実は、尿酸の材料となるのが「プリン体」なのです。尿酸値を下げるために、高プリン体食のコントロールが必要と考えられていたのはこのためです。

しかし、前述の通り、プリン体摂取を制限しても、尿酸値を下げることは難しいことがわかってきました。

尿酸は身体の中で日々、生産されています。生産される尿酸の量が、通常よりも増えたり、体外への尿酸の排出量が通常よりも減少したりすると、身体の中に尿酸が溜まってきてしまいます。

痛風予防のためには、過剰に作られる尿酸を防ぐこと、尿酸の排出が妨げられないようにすることの2つがポイントとなります。

それでは次に、過剰な尿酸の生成を防止する、尿酸の排出を促進する視点から、痛風予防に効果のある3つの方法をご紹介します。
 

痛風予防に効く3つの方法

肥満解消

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最近の研究で肥満と痛風に強い相関があることがわかってきてました。美食家に痛風が多いと言われますが、食べ物そのもののプリン体はさほど尿酸値に影響を与えませんので、美食による肥満が痛風の原因となっていると考えられます。

適度な運動

運動

適度な運動をしている人達は、痛風リスクが40%減少するという調査結果があります。

「適度な」というところがポイントです。マラソンやサッカーなど、息を止めて行う激しい運動は、体内で尿酸を作り出す原因となり逆効果となりかねません。

筋トレも息を止める無酸素運動になりますので、痛風を心配される方は避けておいたほうがよいですね。

なかなか外に出て運動する機会がないのであれば、ストレッチをするだけでも効果があります。コツは呼吸を止めないことです。呼吸を続けることで脂肪が燃焼しやすくなります。

水分を多くとって尿酸を体外に排出する

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身体で作り出された尿酸を体外への排出を促進する方法として、たくさんの水分を取ることが有効です。たっぷりの水分で尿量を増やし、尿酸が体外に排出されやすくしましょう。

お茶には利尿作用があり、お茶も尿酸の排出に有効ですが、水分の全てをお茶で補うのは避けましょう。排出量が多くなりすぎて、身体が必要とする水分がとどまらなくなります。

乳製品は痛風リスクを下げる

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乳製品をよく食べる人は、普通の人に比べて痛風になるリスクが40%ほど低いというデータがあります。ヨーグルトなどを積極的に食べましょう。
 

プリン体はさほど気にしなくてよい

食べ物によっては尿酸値を上昇させるものがあります。レバーなど、プリン体という物質が多く含まれている食べ物は、食べ過ぎると、尿酸値が上昇します。

プリン体は旨味成分なので、美味しいと感じるものには多く含まれている傾向があります。魚や肉は全般的にプリン体が多く含まれています。

ただし、繰り返しになりますが、最近は食物のプリン体によって尿酸値を高める影響は少ないことがわかってきています。痛風の予防策として、食事によるプリン体摂取制限はそれほど重要視されなくなってきました。

食べ物に関して注意が必要なのは、プリン体よりも食べる量です。前述のとおり、肥満と痛風は強い相関関係があり、食べ過ぎで肥満になると、痛風リスクが高まります。
 

サプリメントや漢方は相手にしない

痛風に効果があると認められるサプリメントはありません。効果があると聞くと、ついつい気になってしまいますが、宣伝文句に惑わされずに、正しい判断をしましょう。

漢方薬においても、痛風に効果があるとされるものはありません。

また、医師が処方する薬で、尿酸値を下げる痛風予防薬はありますが、まだ痛風を発症していない段階では、生活習慣の改善で予防していくことが、第一義となります。

まずは、運動をすること、水分を取ること、乳製品を食べることの3つを実践しましょう。

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