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痛風の食事制限にまつわるウソ・ホント

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痛風になったらビールは飲んではいけない? プリン体の多いものを食べてはいけない? 納豆を食べてはいけない?

これらは本当の話でしょうか?

痛風予防には何らかの食事制限が必要なのは事実ですが、食事制限の方法を誤解されている方が多いようです。

また、食事制限のやり方によってはかえって痛風リスクを増してしまう場合もあります。

今回は、痛風の食事制限に関するウソ・ホントをリカコがわかりやすく説明しますね。

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プリン体制限よりもエネルギー制限をしましょう

リカコ先生、痛風予防のために食事制限をしようと思っているんですけど、どうすればいいですか?
何か食べちゃいけないものとかあるんですか?
基本は好きなものを食べていいわよ。
でもプリン体が多いものとか食べないほうがよいのでは?
プリン体が多く含まれるからと言って食べてはいけないわけではないわ。
どうしてですか?
食事からのプリン体は、尿酸値への影響が少ないのよ。
よかったー。よーし、今日のお昼はカツ丼大盛りにしよーっと。
ちょっと待って。好きなものを食べていいとは言ったけど、好きなだけ食べていいとは言ってないわ。
ええー

痛風予防の食事療法の基本は、プリン体制限から、総エネルギー制限に重点がシフトしているの。だから食べ過ぎはダメよ。


プリン体制限は痛風予防にあまり役に立たない

一昔前までは、痛風の食事制限と言うと、プリン体の摂取制限を意味していました。

プリン体は旨味成分でもあるので、プリン体を制限しようとすると、いわゆる美食は厳禁で、どうしても食事は味気ないものにならざるを得ません。

それでも、食事制限をすることによって痛風予防になれば報われるのですが、必死の食事制限をしても、尿酸値はほとんど変わらないのです。

もちろん、高プリン体食の制限によって少しは尿酸値が下がるので、プリン体制限をするに越したことはありません。

しかし、その下がり方は痛風予防には程遠いものです。

つまり、プリン体制限という厳しい食事制限をしても、痛風予防にはほとんど役にたたないのです。

肥満が痛風を呼びこむ

プリン体制限にかわって、痛風予防のための食事療法として台頭してきた考え方が総エネルギー制限です。

この総エネルギー制限は、合理的な考えです。なぜなら、肥満は痛風リスクを1.2倍に高めるのです。

痛風予防のための食事制限は、食べるモノを制限するのではなく、食べる量を制限するのがポイントです。

納豆はプリン体が多いので、痛風によくないという噂がありますが、根拠がないものだとお分かりいただけると思います。


厳しい食事制限がかえって痛風リスクを上昇させることがある理由とは?

食事制限をすると痛風リスクが上昇することがあるというのは、信じられないような話に聞こえるかも知れませんね。

食事制限によって痛風リスクが上昇するということは、どうしてあり得るのでしょうか?

それは、厳しい食事制限によりストレスが発生するためです。

食欲は、性欲・睡眠欲と並んで人間の三大欲求の1つです。この欲求に対して厳しい制限をすれば、当然ストレスが溜まります。

そして、ストレスは尿酸値(※)を上昇させる要因の中で最も大きいものの1つなのです!

※尿酸値は痛風の直接の原因となるものです。

その意味で、ビールなどのアルコール類も適切な量の範囲であれば、ストレス解消のためにはよいのではないでしょうか。
もうビールは飲めないの!?痛風患者とアルコールの正しい付き合い方


ヒック。ヒック。リカコちゃ~ん♪
マナブ君、酔っ払ってるの??
そーでーす。痛風予防にはストレス解消がいいってリカコちゃんが言ってたので。
バカねえ。アルコールの飲み過ぎは、痛風の大きな原因になるのよ。アルコールを飲んでよいのは適量の範囲よ。
ええー
それにリカコちゃんなんて馴れ馴れしい。お仕置きの注射よ。
リカコちゃん、いや、リカコ先生やめて下さい!

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