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特許情報から見た痛風・尿酸値によいサプリメント

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痛風によいとされるサプリメントはたくさんありますが、実際のところ、痛風治療で参考にすべき「高尿酸血症・痛風治療のガイドライン」で推奨されているサプリメントというものはありません。

しかしながら、実は、痛風に効くということで特許申請されている自然由来の成分はいくつかあるのです。その中から、サプリメントとして製品化され、手にしやすいものをご紹介します。

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田七人参(でんしちにんじん)

ライオン株式会社さんが、特開2011-016792で次のような特許登録をしています。

【請求項1】
ウコギ科トチバニンジン属植物を強酸水溶液及び低級アルコールの存在下で加水分解処理後、加水濾過して得られる酸処理物残渣を有効成分として含有することを特徴とする尿酸値低下組成物。
【請求項2】
ウコギ科トチバニンジン属植物が田七人参である請求項1に記載の尿酸値低下組成物。
【請求項3】
血中尿酸値低下剤、高尿酸血症予防剤、高尿酸血症改善剤、痛風予防剤及び痛風改善剤に用いられる請求項1から2のいずれかに記載の尿酸値低下組成物。

正確に言えば、上記の特許内容は田七人参そのものではありませんが、田七人参の成分が尿酸値を下げる作用を有していると考えられるでしょう。

田七人参には、数十種類の成分が含まれ、その中でも脂肪の吸収を抑える効果の高いサボニンがたくさん含まれています。

田七人参は、特に血糖値を下げる効果が高いことから糖尿病のサプリメントとしても人気が高いものです。糖尿病と痛風は強い相関がありますので、血糖値が高く尿酸値も高いという人は、田七人参のサプリメントは効果があるかも知れません。





茶ポリフェノール

株式会社伊藤園さんが、特開2002-370980で次のような特許登録をしています。

【請求項1】
血漿尿酸値が高値を示す者に対しては尿酸値を低下させ、血漿尿酸値が正常値を示す者に対しては尿酸値が略変動しない、茶カテキン類を有効成分として含有する尿酸値低下剤。
【請求項2】
前記茶カテキン類は、フラバン-3-オールの基本構造を有する次の茶カテキン類すなわち(-)-エピカテキン、(-)-エピガロカテキン、(-)-エピカテキンガレート、(-)-エピガロカテキンガレート、(±)-カテキン、(-)-ガロカテキン、(-)-カテキンガレート、(-)-ガロカテキンガレート、これらいずれかの重合体、及びこれらのうちの二種類以上の共重合体からなる群から選ばれたいずれか或いは二種類以上の混合物である請求項1に記載の尿酸値低下剤。
【請求項3】
前記茶カテキン類としてEGCgとECgの両方を含有し、これらが総カテキン量の50%以上である茶抽出物を0.001~1重量%配合してなる、請求項1又は2に記載の尿酸値低下剤。

前述の「高尿酸血症・痛風治療のガイドライン」では、お茶を飲んでも痛風リスクは変わらないとされていますが、茶カテキン類には確かに尿酸値を下げる効果があるようです。

茶カテキン類であれば、安全性も高く、商品開発が待たれるところです。

キトサン

食品機能性の科学によると、尿酸値の高い成人男性44名による、1.83g/日、4週間のキトサン摂取の二重盲検試験で尿酸値が有意に下がったとのことです。

キトサンとは、次のようなものです。

キトサンはカニやエビの殻、昆虫の表皮、イカなどの骨格、きのこなどの細胞壁に含まれる動物性の食物繊維であるキチンという物質から処理・抽出した20世紀最後のバイオマス(生物資源)と言われ、農林水産省、文部省が約60億円を投じて研究した注目の物質です。
参照:キトサン専科

キトサンは、食物中のプリン体の元となる核酸を吸着し、体内に吸収するのを阻害し、尿酸値を下げる効果があると考えられています。キトサンは血糖値を下げる効果もありますので、コレステロールが気になる方はキトサンを検討してみてもよいでしょう。

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