*

尿酸値が高いまま放置しておくとどうなるのか?痛風より怖い3つのリスク

公開日:

尿酸値が高いとは?

「尿酸値が高い」とは、尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態です。尿酸値が7.0mg/dLを超えると「高尿酸血症」と呼ばれます。

高尿酸血症になると、痛風発症の可能性が出てきますが、尿酸値が7.0mg/dLを超えたからといって直ちに痛風を発症するわけではありません。尿酸値が7.0mg/dLを少し超えたレベルでは、体調不良などの自覚症状が現れることもほとんどありません。そのため、高尿酸血症は放置されやすい病気とも言えます。

しかし、高尿酸血症を放置し、尿酸値がさらに高まってくると痛風発作や様々な合併症のリスクが高まってきます。

高尿酸血症を放置するとどうなるのか?痛風の3段階

前述のとおり、尿酸値が正常値(尿酸値7.0mg/dL以下)を超えても、最初は特に自覚症状がないことがほとんどです。これを「無症候性高尿酸血症」と呼びます。この段階であれば、生活改善をすることで尿酸値を正常値に戻し、痛風発症を防ぐことが可能です。

無症候性高尿酸血症を放置していると、ある日突然痛風発作を起こす危険性が高まります。痛風発作は1回で終わりではなく、適切な治療を受けないと数ヶ月から数年の頻度で痛風発作を繰り返します。この段階を「間欠性発作期」と呼びます。この段階では、原則薬物療法が必要です。

間欠性発作期に適切な治療を受けていないと、さらに痛風が進行し、発作が慢性化します。皮膚がコブのように膨らんでくる痛風結節が出てきます。合併症のリスクも高まります。この段階を「慢性痛風期」と呼びます。

痛風を発症しなくても高尿酸血症の放置は危険!痛風より怖い合併症のリスク

人によっては尿酸値が薬物治療が必要と言われる9.0mg/dLを超えるようなレベルになっても痛風発作を発症しない人もいます。これは幸運なように見えてかえって不幸なことかも知れません。

なぜなら、痛風の痛みを経験することがないために、高尿酸血症を放置してしまう恐れがあるからです。

痛風は大変に痛いものですが、ある意味、ただ痛いだけの症状とも言えます。痛風発作の発症をきっかけに高尿酸血症の改善に取り組めば、日常に支障をきたさない生活は可能です。

しかし、痛風発作を起こさなくても高尿酸血症を放置し続けると、痛風よりもずっと怖い合併症を引き起こす危険性が高まるのです。

高尿酸血症を放置するとリスクが高まる合併症

腎臓病

体内の尿酸が結晶化して腎臓内に蓄積すると、腎臓機能が低下します。痛風の合併症で最も起りやすいものです。腎臓病は命にも関わります。

尿路結石

高尿酸血症・痛風になると、腎臓に送られる尿酸の量が増え、腎臓に尿酸結晶ができやすくなります。尿酸の結晶が大きくなったものが結石です。尿路にできた尿路結石は、痛風を大きく上回る痛さです。

その他の合併症として次のようなものがあります。
・高血圧
・糖尿病
・高脂血症

痛風クリニックメインコンテンツ

このページの先頭へ