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タバコを吸うと痛風リスクが軽減する!?男性喫煙者は痛風リスクが0.68倍の数字のマジックに気をつけよう

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百害あって一利なしと言われるタバコですが、実は喫煙は痛風リスクを減少させるという、にわかには信じがたいデータがあります。

oxfordjournals

男性喫煙者の痛風リスクは0.68倍!

この調査は1948年から2002年の54年間もの長期に渡って、当初は痛風を発症していない男性2279人、女性2785人の追跡調査を行ったものです。その結果、この期間に痛風を発症したのは男性249人(10.93%)、女性150人(5.39%)でした。

喫煙者と非喫煙者に分けてみると、1000人当たり/年痛風発生率は、喫煙者が2.13、非喫煙者が3.04となりました。

これをさらに多変量解析で男女別に分析すると、喫煙者の非喫煙者と比べた場合の痛風発症リスクは、男性が0.68倍、女性が0.92倍となりました。

だからと言って喫煙を推奨するものではない

調査結果は、喫煙により痛風リスクが減少することを示しています。しかしだからと言って、痛風予防のために喫煙が推奨されるものではありません。

痛風リスクを軽減する方法は他にたくさんあります。喫煙による他のデメリットのほうが明らかに大きいでしょう。

そして、データをしっかり見るようにしましょう。パーセンテージで見ると、男性喫煙者の痛風リスクは32%も軽減したように見えます。しかし、1000人当たりの年発症率で見た場合、喫煙者と非喫煙者の差(男女合計)はわずか1人にも満たないのです。

データを自分の都合のよいように解釈しないようにしましょう。

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